蓼藍(タデアイ)とは

蓼藍(タデアイ)とは

蓼藍(たであい)とは、日本をはじめとするアジア地域で古くから利用されている藍染め用の植物です。学名は Polygonum tinctorium(または Persicaria tinctoria) で、「タデ科」の一年草です。別名で「アイ」「ジャパニーズインディゴ」とも呼ばれます。

 

🌿 蓼藍の特徴

項目 内容
学名 Polygonum tinctorium(または Persicaria tinctoria
科属 タデ科イヌタデ属
原産地 東アジア(日本、中国、ベトナムなど)
用途 藍染め、薬用、園芸用
有効成分 インジカン(Indican)、インジゴ(Indigo)など

 

 

蓼藍の主な用途

1. 藍染め(インディゴ染め)

  • 葉に含まれるインジカンという無色の成分が、発酵・酸化によって**藍色(インディゴ)**に変化します。

  • 古来より日本の藍染め文化の中心で、「天然藍」として親しまれてきました。

  • 藍染めは防虫・抗菌・消臭効果があり、作業着や肌着に使われていた歴史があります。

2. 薬用効果(民間療法)

  • 乾燥葉(藍葉)を煎じて解毒、解熱、抗菌などに利用された例も。

  • 近年ではポリフェノールや抗酸化成分も注目され、化粧品原料などにも使われています。

3. ヘナと併用(インディゴとして)

  • ヘナ(赤~オレンジ)で染めた髪の上に、蓼藍から作られた「インディゴパウダー」を使って2度染めすることで、ブラウン〜黒髪風に仕上げられます。

  • 「ヘナ+インディゴ染め」はナチュラル志向の白髪染めの定番です。

 

 

🔍 ヘナとの違い(比較)

項目 ヘナ 蓼藍(インディゴ)
色味 赤〜オレンジ系 青〜黒系
使用部位
効果 トリートメント効果、抗菌 抗菌、色の補正
単独染め 単独では発色不安定なことも
2度染め利用 よく使われる ヘナ後の補色として使用
Salon de MON(サロンドモン)で使用しているオーガニック100%ヘナをご家庭でもご利用できます。
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