ヘナが肌(皮膚)に与える影響

1. ヘナの基本的な皮膚作用
天然ヘナ(ローソニア・アルバ葉)には、以下の皮膚への働きがあります。
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収れん作用
→ 毛穴・皮脂分泌を引き締める -
抗菌・抗炎症作用(軽度)
→ 頭皮環境の安定 -
角質への吸着・着色
→ 皮膚表面に一時的な色残り
これらは薬理作用というより植物由来の物理・化学的作用です。

2. 良い影響として現れやすいケース
以下の肌タイプでは、ポジティブに働きやすい傾向があります。
① 脂性肌・皮脂分泌が多い頭皮
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ベタつき軽減
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ニオイ抑制
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フケ(脂性)改善傾向
② 炎症が起きていない健康な頭皮
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かゆみが出にくい
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毛穴詰まりの抑制
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洗浄頻度の低下につながる場合あり
3. 注意が必要な肌タイプ・症状
一方で、次の条件ではトラブルが起きやすくなります。
① 乾燥肌・敏感肌
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収れん作用が強く出て
→ つっぱり感・かゆみ -
角質水分量が低下しやすい
② バリア機能低下時
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季節の変わり目
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体調不良・睡眠不足
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強い洗浄後すぐのヘナ
→ 刺激感・赤みが出やすい
4. アレルギーと誤解されやすい点
重要な整理です。
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天然ヘナでも
接触性皮膚炎の可能性はゼロではない -
ただし多くは
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酸化・劣化ヘナ
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混入物(インディゴ等)
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過度な放置・頻度
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による刺激反応です。
※いわゆる「ブラックヘナ」は
化学物質(PPD等)による皮膚障害であり、
天然ヘナとは別物です。
5. 肌トラブルを防ぐ実践ポイント
現場レベルで有効な対策です。
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事前パッチテスト(特に初回)
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乾燥肌の場合
→ 塗布前に頭皮保湿(植物オイル少量) -
長時間放置を避ける
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冬季は保温・保湿をセットで考える
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施術後は
→ 強いシャンプーを24〜48時間避ける
6. 肌への影響を最小限にする配合設計
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ヘナ単体
→ 皮脂多め・健康頭皮向け -
ヘナ+アロエ/アムラ
→ 乾燥・敏感傾向向け -
ヘナ+オイル微量
→ 収れん緩和・刺激軽減
