ヘナの種類と違い

ヘナの種類と違い

1. ナチュラルヘナ(天然100%)

  • 成分:ローソニア・イナーミス(ヘナの葉)のみを粉末化したもの。

  • 色味:赤橙~オレンジ系。

  • 特徴

    • 化学物質不使用で、髪や頭皮に優しい。

    • 白髪はオレンジ系に発色。

    • 繰り返すほど髪が補修され、ハリ・コシ・ツヤが出る。

  • 用途:髪質改善、白髪染め、トリートメント。


2. インディゴ(藍染め用植物)

  • 成分:インディゴ(ナンバンアイなど)。

  • 色味:青~藍色。

  • 特徴

    • 単体では白髪は青緑に発色。

    • ナチュラルヘナと併用すると、ブラウン~ダークブラウンに調整可能

  • 用途:ヘナのオレンジ味を抑え、自然な茶系や黒系に仕上げる。


3. ブレンドヘナ(配合ヘナ)

  • 成分:ナチュラルヘナ+インディゴ、またはハーブ(アムラ、シカカイ等)を混合。

  • 色味:ライトブラウン~ダークブラウンなど。

  • 特徴

    • 時短染めが可能なものもある。

    • 髪質に合わせたカスタマイズができる。

    • ハーブトリートメント効果をプラスした商品が多い。


4. ケミカルヘナ(化学染料入り)

  • 成分:ヘナにパラフェニレンジアミン(PPD)などの化学染料を混ぜたもの。

  • 色味:黒・ダークブラウン・ワインレッドなど多彩。

  • 特徴

    • 短時間で染まるが、アレルギーリスクや頭皮への刺激が強い

    • 「ヘナ」と名前がついていても天然ではない場合が多い。

  • 用途:即効性を求める方向け。ただし健康志向の方には不向き。


5. ボディアートクオリティ(BAQ)ヘナ

  • 成分:高純度・微粒子のナチュラルヘナ。

  • 特徴

    • 本来はメヘンディ(ボディアート)用として流通。

    • 微細粉末で、髪にもなめらかに塗布できる。

    • 不純物が少なく、染まりが鮮明で安全性が高い。


6. オーガニック認証ヘナ

  • 認証例:ECOCERT、USDA Organic、India Organicなど。

  • 特徴

    • 農薬・化学肥料不使用で栽培。

    • 国際認証により安全性と品質が保証

    • サロン用・家庭用ともに増加傾向。


ヘナの違いを見極めるポイント

  • 成分表示を確認(化学染料や添加物の有無)。

  • オーガニック認証の有無

  • 粒子の細かさ・不純物の少なさ(染まりやすさに影響)。

  • 目的に合わせて選ぶ(白髪染め・トリートメント・色味調整)。